jartic 日本道路交通情報センターについて
日本道路交通情報センター(略称、jartic)は、道路利用者の安全と利便を図り、事故や災害の防止また道路交通の安全性や円滑性を目的として、道路交通に関する情報の収集また提供の業務を行う公益財団法人です。
昭和45年に財団法人として設立、東京都千代田区に本部があり、全国133ヶ所にセンターなどが配置されています。
私たちが車などで道路を利用する際に、道路の工事による渋滞や通行時間帯による混雑などの情報を事前に知りたい場合が多々あります。
これを全国的に収集して、電話、ラジオやテレビ、インターネットやカーナビゲーションなどを通じて道路交通情報を提供しています。
情報のレベルは年々複雑になり広い範囲に渡っており、またリアルタイム性が要求されています。
昨今の人の移動や物流において、道路使用は最重要の手段になっています。
多くの利用者が道路を便利に、円滑に、安心して利用できるよう、jarticはいろいろなメディアに対応した情報を発信しています。
車を運転する前に情報を得たい方へは、テレビのニュースやインターネットなどで道路交通情報を届けています。
盆暮れやお正月などに車で帰省する場合、日頃通らない長距離の道のりですので、インターネットのサイトで事前に道路状況を調べて混雑する時間帯を避けるなど対応できます。
長距離トラックを運転する場合など、混雑情報を調べて効率的な運転ルートを考えたり、高速を利用する際の料金を調べて往路復路でルートを変えるなど、比較することもできます。
車を運転していて道路情報を知りたいが、高齢であるなどインターネットの利用が困難で困った方がいるかもしれません。
jarticには全国133ヶ所にセンターや駐在があり、電話をかけると気軽に各々が管轄している範囲の情報を教えてもらえます。
担当オペレーターによる直接の応答ですが、混雑時には自動音声で行われる場合もあります。
直接の応答であれば、リアルタイムの渋滞状況、天気の情報(雨や雪なども)、渋滞を避けるルートや時間帯、道路工事などの情報を親切に教えてくれます。
また高速などの通行料金やサービスエリアなどの情報もあり、大変便利です。
自動応答サービスの場合は、主要な幹線道路について通行止、通行規制、渋滞、事故情報などがアナウンスされます。
jarticでは、道路交通情報の提供方法をよりよいものに改善するために調査研究も行っています。
大地震や大雪などで道路交通に緊急甚大な障害が発生した場合に、通行規制や付随する交通渋滞などをインターネットのサイトで試行的に提供する、災害時情報提供があります。
災害発生時にオンライン情報を収集しリアルタイムに情報を地図に記載、被災道路の場所や区間だけでなく一部は写真までみることができます。
自治体が掌握している火災などの情報も合わせて記載できるようになっています。
沖縄県など、元々主な移動手段が車であり加えて観光によるレンタカー利用が多いところは、レンタカー利用者をモニターとして位置情報を送信するスマートフォンを渡して情報収集することで、観光レンタカーの移動傾向や道路渋滞への影響などを調べています。
jartic→http://www.jartic.or.jp/